では、更年期障害を克服するための良い手段はないのでしょうか?
実は私たち日本人に大変馴染み深いものの中に、更年期障害を克服ずる最適なものがあったのです。名前を『イソフラボン』と言い、大豆の胚芽に多く食まれる植物成分です。
日本人は乳ガンになる率が低く、カルシウムの摂取量が欧米人より少ないにもかかわらず骨粗鬆症になる率に差がありません。これなどは伝統的食生活に秘密があると、海外の研究機関の調査で判明しています。
イソフラボンは女性ホルモンに少し似ている部分があるので、女性ホルモンの代わりとして働きます。しかし、女性ホルモンと一緒に働くことがなく強い効果はあらわれないのでとても安全だとされています。

また最近の研究で、味噌や醤油などの発酵大豆食品には、吸収を妨げるフイチン酸という物質がなく、その上イソフラボン自体も吸収しやすい活性本体(アグリコン)だけになっていることがわかっています。
| イソフラボンによる改善項目 | |
| 女性ホルモン代謝促進 | 乳ガン・子宮ガンの予防 |
| 女性ホルモン代替作用 | 更年期障害の諸症状の改善 悪玉コレステロールの排泄促進 |
| カルシウム放出抑制作用 | 骨粗鬆症の予防 |
| インスリンの効率を向上 | 糖尿病の予防 |
| 活性酸素除去作用 | 手足の血行促進 |
| 脂肪細胞の分解促進 | 肥満の予防 |
更年期障害や骨粗鬆症を予防するには、きなこ、味噌、醤油、納豆などの大豆食品を積極的に摂取し、適度な運動と気分転換するように心がけましょう。
カルシウムだけでなく、ビタミンD、マグネシウム、亜鉛の摂取もカルシウムの吸収を促進し、骨の再生を助け、流出を防ぐためには必要です。
■ 牛乳・乳製品
牛乳、ヨーグルトやスキムミルク、チーズなどの乳製品は吸収の良いカルシウムの宝庫です。牛乳を毎日飲むなどの習慣を身に付けたいところです。
■ 魚介類
小魚、さば、まぐろはカルシウムのほかにビタミンDも豊富。あじやまぐろはマグネシウムとカルシウム。亜鉛はなんと言っても海のミルクとも言われる牡蠣が最高です。
■ 豆・豆製品
豆や豆製品(特に大豆)は、カルシウムのほかにマグネシウムが豊富。えんどう豆には亜鉛、納豆にはカルシウム、マグネシウムも含まれています。
■ 野菜、海藻類
ほうれんそうはカルシウムのほかにマグネシウムが豊富。干ししいたけはビタミンD、海藻類にはカルシウム、わかめやのりには亜鉛が豊富です。